昨年、あるクライアントより、「宴会の予約を取っていきたいのでオフィシャルサイトに宴会の情報を載せたい」とご相談を受けました。
クライアントは、レストラン、カフェ、その他の複合施設を営業しており、オフィシャルサイトはCkd Creative Studioで制作しています。今回、この「レストラン」の新たな需要として、宴会予約を獲得していきたいというものでした。
ご相談をいただいた時点では、まだ宴会予約を獲得するためのコース料理やプラン内容など具体的な内容が決まっていなかったため、現状の把握や見込み需要についてなどマーケティング部分から行なっていきました。
周辺施設の休業に伴い宴会の問い合わせが来ており、医療関係の会合や企業の奨励会と宴会などの要望がある。しかしながら、情報を掲載しているツールがなく店舗側から案内がうまくできていない、またそれに伴い宴会のご担当者が社内提案ができないといった状態でした。
今回オフィシャルサイトに新たに設置する宴会ページの目的は、宴会予約を獲得する、つまりレストランの宴会の売上をアップするというものであるため、宴会ページは、オフィシャルサイトのデザインなどは踏襲しつつも、ほかページと変え、「ウリ」の強いページ、つまり販促ページとして制作することとしました。
まず、ターゲットを宴会担当者とし、どのような視点で会場を選出し、どのようなポイントで会場を決定するのかという点に重きを置きました。上役も来る宴会の会場と料理を決めるのですから、宴会担当者は責任重大です。宴会担当者が、どういった情報が必要か、どのような説明が欲しいかを考察し、宴会ページを構成、店内や料理ついての説明文をライティング。すぐに予約できるよう動線を設けました。 写真も、元々レストランの店内写真を転用する予定でしたが、宴会用に数パターンのテーブルセッティングをしてもらい、店内の雰囲気がわかるよう様々な角度から撮影をいただくようクライアントへご提案し、撮影いただきました。
昨年冬、今年の春と宴会シーズンを迎え、動向をクライアントへお伺いしたところ、宴会予約は増え、売上は当初の2倍になったとのこと。嬉しいお声をいただきました。
今回制作したのは、宴会ページ1ページのみですが、このようにしっかりと需要を掴み、販促ツールへ落とし込むことで、新たな売上を獲得することが可能となります。
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