Branding, Art Directon, Photo Direction, Book Design
デザインに特化した分譲リノベーションブランドのブランディングを担当。
コンセプトメイキング、ブランドネーミング、プランニング、モデルキャスティング、インテリアスタイリング、撮影、ブランドブックデザイン、ムービー制作を手掛ける。
本案件は当初、不動産投資会社より、リノベーション物件のカタログ制作のみの案件としてご相談をいただく。
しかし、事業やリノベーションなどについて、詳しくヒアリングを行う中で、高いポテンシャルを持つ物件を見つけ、質の高いデザインでリノベーションをし、分譲マンションとして販売していく投資事業で、今後は、厳選しながら物件数を増やしていくということから、Ckdから、単なるカタログ制作ではなく、リノベーション事業のブランド化とブランドブックをご提案。
今回、販売予定の物件は、バブル時代に建てられた福岡・赤坂の分譲マンションの一室で、海外のようなデザインのリノベーションを行なっており、その物件を最大限に活かし、ブランディングを行った。
ブランド化することで「ブランドの顧客」をつくり、今後、新たに物件が見つかり販売する際、すでに販売先が確保できること、またブランド化することにより商品への信頼性を得られることなどを説明する。
実際に海外から取り寄せたタイルなどを用いた洗練されたリノベーションデザインで、福岡にいながら海外のような暮らしができるということから、ブランドコンセプトを「福岡で憧れの暮らしが手に入る」とし、ブランドネームを「COGALETTO」とした。そのコンセプトをもとにブランドブックを制作。通常、不動産の物件カタログでは、イメージ写真と物件概要によったものが多い中、「COGALETTO」のブランドブックでは、“普段のシーン”をビジュアル化。ネイルを塗っているシーンや洗濯をしているシーン、歯を磨いているシーンなど、普段の何気ないシーンをファッション性のあるビジュアルで見せ、ターゲットが自分がここに住むとこんな暮らしが待っているんだと彷彿するような画を撮影した。また、スチール撮影と合わせて、動画撮影も実施、ブランドムービーも制作。
今回、苦労した点として、ブランドの世界観をつくれるインテリアスタイリストを福岡で見つけることができず、自分たちで小物の手配からスタイリングまで手がけたこと。買い揃えたものもあるが、海外に行った時の小物などこれまで集めてきたものがプロップとして役立った。
リノベーションブランド「COGALETTO」のブランドブックデザイン
クリエイティブディレクション・プランニング・アートディレクション・ブックデザイン:Ckd Creative Studio/フォトグラフィー・動画:白木世志一/スタイリング:峯野佑/ヘアメイク:宮本智子/ライティング:重村直美