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Branding, Art Directon, Photo Direction, Graphic Design, Package Design, Web Design, Sign Design

HOUSE

cliant:

Nakamura Ryokuchi Kensetsu Co., Ltd.

以前、ロゴデザインに携わらせていただいたフラワーブランド「ashana」のお二人から、新店舗をつくるので、ブランディングに入ってほしいとお話があった。「ashana」 のロゴデザインをするにあたり、自社ブランドの強みや今後の展望などをワークショップ形式で明確化していったのだが、新店舗も同様に、ブランドをつくるところから参画してほしいとのことだった。新店舗の運営元は、母体となる中村緑地建設となるが、運営自体は「ashana」のお二人が携わる。


新店舗の場合、何もないところからカタチにしていくことになる。そこで、まずは、お二人の店舗イメージを具現化する作業から始める。この段階では、まだイメージがぼんやりしていたり、一部分のイメージだけ持たれていることも多いので、ヒアリングを通して、クライアントの頭の中の抽象的なイメージや、単語などを拾い集め、Ckdで具体的な言葉にし、お二人がつくりたいお店のイメージを具現化していく。クライアントの進みたい方向性が見えてきたら、リファレンスを用いながら今度は、視覚的に店舗の方向性を明確化し共有していく。このようにして、クライアントの店舗イメージを丁寧に具現化し共有することで、その先の進行やクリエイションにおいてズレが無くなってくる。ブランドをデザインしていく上で重要な作業だ。


その後、コンセプトメイキングを行い、店づくりを進める。お二人とは定期ミーティングを行い、店舗イメージだけでなく、経営や商品などについても打ち合わせを重ねていった。生花だけでなく、テイクアウト商品や雑貨、アパレル商品なども展開し、アートや音楽イベントなども実施していくことから店舗の位置付けを、フローリストが手掛けるライフスタイルショップと位置付ける。店名は、「ashana(生花)」「cafe(食)」「THE SHOP(雑貨)」のファシリティであること、また人が集う場ということから「HOUSE」を提案。ロゴデザインにも、人が行き交う場が表現されている。


その後、ブランドイメージビジュアルの撮影、WEBサイト、ショップツール、商品ステッカーなど制作していった。イメージビジュアルの撮影では、洋服のスタイリングに合わせ、「ashana」のお二人がフラワーアレンジメントを行った。「HOUSE」では、“花のように 自分らしく うつくしく”というコンセプトのもと、ファッション性の感じられるブランドの世界観をつくっている。


お話をいただいてから約1年半後の2024年春、福岡市南区にオープン。現在は、オンラインショップの制作に携わっている。また、運営元である中村緑地建設も「HOUSE」のオープンに伴い、ブランドイメージを統一化するべく、オフィシャルサイトのリニューアルをCkdで手掛けている。

フラワー&ライフスタイルショップ「HOUSE」のブランディング

ブランディング・クリエイティブディレクション・アートディレクション・ロゴデザイン・グラフィックデザイン・ネーミング・ライティング・WEBデザイン・:Ckd Creative Studio/フォトグラフィー:白木世志一